
こんにちは、おさるママです。
だんだん秋が深まってきて空気がひんやりしてきましたね。身体の冷えやだるさを感じやすい時期でもあります。
とくに生理中は血の巡りが滞りやすく冷えや腹痛・気分の落ち込みが出やすくなります。
そんなデリケートな時期こそ食事で身体の内側から整えましょう!
今回は薬膳マイスターの私が提案する秋の食材を使った簡単薬膳レシピを3つ紹介します。
簡単に作ることができ身体想いなメニューばかりです!
ぜひ今回紹介するレシピを試して自分の身体をいたわる時間を過ごしてみてください。

私は生理痛が結構辛いタイプで毎月憂鬱になっていたよ…。バランスの良い食事をとって少しでも前向きに過ごせるように自分をいたわろう…!
それでは本題です。
薬膳で考える“生理中に意識したい食材”
薬膳の考え方では生理中は「気(エネルギー)」と「血(栄養)」が不足しがちになります。
「気(エネルギー)」と「血(栄養)」を補い、巡らせることで心身のバランスを整えられるとされています。
それでは、身体を温めながら気と血を養うための秋のおすすめ食材を紹介します。
これらの食材を採るだけでなく、冷たい食べ物・生ものやジャンクフードなどを控えることも大切です。
温める食材(温性・熱性)
冷えを改善し、血流を促進するため温性や熱性の食材を積極的に採りたいです。
しょうが・ねぎ・鮭・かぼちゃなどが代表的な食材です。
造血作用のある食材
貧血や倦怠感、顔色の悪さを和らげるため、造血作用のある食材を採りたいです。
黒ごま・ひじき・なつめ・ほうれん草・レバーなどが代表的な食材です。
気(エネルギー)を補う食材
疲労回復や元気を養うためにエネルギー補給に向く食材を採りたいです。
さつまいも・かぼちゃ・山芋・米などが代表的な食材です。
秋にぴったりな潤い食材
秋は急に乾燥し始めたり、生理中は肌が乾燥したりするため、乾燥対策に効果的な食材を採りたいです。
れんこん・梨・白きくらげなどが代表的な食材です。
秋の薬膳レシピ3選
それではさっそく秋におすすめの薬膳レシピを3つ紹介します。
今回紹介するレシピはこちらの3品です。
- レシピ1:かぼちゃとしょうがの豆乳ポタージュ
- レシピ2:鮭とれんこんの黒ごま照り焼き
- レシピ3:さつまいもとひじきのなつめ煮

どれも手軽に作ることができるレシピだよ!
秋らしい味わいでとても美味しい!
レシピ1:かぼちゃとしょうがの豆乳ポタージュ
かぼちゃの甘味としょうがのアクセントが効いたあったかポタージュです。

薬膳ポイントはこちらです。
- かぼちゃ:脾臓を補い、気(エネルギー)を補う食材。疲れやだるさの改善に◎
- しょうが:体を温め、血行を促進する代表的な温性食材
- 豆乳:体を潤し、肌の乾燥対策にもおすすめ
材料(2人分)
- かぼちゃ…200g
- 玉ねぎ…1/4個
- しょうが(すりおろし)…小さじ1
- 豆乳…200ml
- コンソメ…小さじ1
- オリーブオイル…小さじ1
- 塩・こしょう…少々
- 生クリーム…少々
- 乾燥パセリ…少々
作り方
- かぼちゃは種と皮を取り、一口大に切る。玉ねぎは薄切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- かぼちゃと分量外の水100mlを加え、柔らかくなるまで煮る。
- 火を止め、粗熱が取れたらミキサーでなめらかにする。
- 鍋に戻し、豆乳・しょうが・コンソメを加えて弱火で温める。
- 塩・こしょうで味を整え、器に注ぐ。
- 生クリームと乾燥パセリを適量かける。
ひとことメモ
かぼちゃの甘味としょうがの香りがふんわり広がり、冷えた身体をじんわり温めてくれる一品です。
朝食や寝る前の“お疲れリセットスープ”としてもおすすめです。

お子様も食べる場合はしょうがを控えめにしてみてね。
濃厚さを足したい場合はバターを加えると良いかも!
レシピ2:鮭とれんこんの黒ごま照り焼き
この時期旬の鮭とれんこんをこっくりとした照り焼きにしました。食欲をそそるメニューです。

薬膳ポイントはこちらです。
- 鮭:体を温める食材です。冷え・疲れ・血行不良に◎
- れんこん:肺を潤し、のどの乾燥を和らげる潤い食材
- 黒ごま:血を養い、肌や髪にうるおいを与える補血食材
材料(2人分)
- 生鮭(切り身)…2切れ
- れんこん…100g
- 黒ごま…小さじ2
- しょうゆ…大さじ1と1/2
- みりん…大さじ1
- 酒…大さじ1
- 砂糖…小さじ1
- ごま油…小さじ1
作り方
- れんこんは皮をむき、5mm幅のいちょう切りにする。軽く水にさらして水気をふく。
- 鮭に軽く塩(分量外)をふっておく。
- フライパンにごま油を熱し、れんこんを両面こんがり焼いて取り出す。
- 同じフライパンで鮭を焼き、両面に焼き色がついたられんこんを戻す。
- 調味料(しょうゆ・みりん・酒・砂糖)を加え、全体に絡めながら照りを出す。
- 仕上げに黒ごまをふり、器に盛り付ける。
ひとことメモ
黒ごまの香ばしさと甘辛いタレが食欲をそそる一品です。
鮭とれんこんがある日はぜひ作りたいレシピです。

鮭を一口大に切ればお弁当のおかずにも良いかも!
レシピ3:さつまいもとひじきのなつめ煮
さつまいもとなつめの甘さが引き立つ一品です。秋の副菜にぴったりです。

薬膳ポイントはこちらです。
- さつまいも:気(エネルギー)を補い、疲れを癒す補気食材
- ひじき:血を補い、髪や肌にうるおいを与える補血食材
- なつめ(棗):血を養い心を落ち着かせる養心安神の作用。女性の味方。
材料
- さつまいも…150g
- 乾燥ひじき…5g(乾燥の状態で)
- なつめ(ドライ)…3個程度
- しょうゆ…大さじ1
- みりん…大さじ1
- 酒…大さじ1
- 水…100ml
- ごま油…小さじ1
作り方
- ひじきは水で戻し、ざるに上げて水気を切る。
- なつめに種がある場合は取り除き、食べやすい大きさに切る。
- さつまいもは1cm厚の半月切りにし、水にさらしてから水気をふく。
- 鍋にごま油を熱し、ひじき・なつめ・さつまいもを軽く炒める。
- 水・調味料を加え、中火で10分ほど煮る。
- 汁気が少なくなったら火を止め、5分ほど蒸らす。
ひとことメモ
さつまいもとなつめの甘さが優しい味です。身体と心が癒される感じがします。
なつめはスーパーなどで売っていないこともあるかと思います。Amazonで手軽に買うことができるのでぜひ購入して作ってみてください。
無添加・無農薬の乾燥なつめのため、安心して食べることができます。


なつめは果物の仲間だよ!ドライフルーツとして乾燥のまま食べても美味しい!
まとめ
今回は生理痛・冷え対策に効く秋の食材を使った簡単薬膳レシピを紹介しました。
生理中は身体も心もデリケートになりやすい時期。秋になるとぐっと冷え込む日も増えてきて不調が出る日もあるかと思います。
そんな時こそ季節の恵みを上手に取り入れて自分をいたわってあげましょう!
今回紹介した3つのレシピはどれも秋の食材と薬膳の知恵を組み合わせた、身体想いのメニューばかりです!
れんこんやかぼちゃ・なつめなど血を補いエネルギーを補給する食材を取り入れることで、冷えやだるさを和らげ、穏やかな時間を過ごせます。
また、どのレシピも簡単に作れるものばかりなので、忙しい日でも無理なく続けられるのも魅力です。
私はちょっと疲れた日や生理前にこのレシピを食べたことで、深い睡眠が取れ元気に過ごすことができました。
ぜひ今回紹介したレシピをためしてみて、自分をいたわる時間を過ごしてみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございました。