
こんにちは、おさるママです。
12月に入り、冬の季節を感じるようになってきましたね。
寒くなると身体の冷えや乾燥、疲れやすさを感じやすくなり、生理前後の不調がいつもより強く出てしまう…といった方もいるのではないでしょうか?私もその一人です。
むくみや腰のだるさ、イライラ、胃腸の重さなどホルモンバランスの影響を受けやすい時期だからこそ、日々の食事に“ほんの少しの工夫”を取り入れてみませんか?
薬膳では冬は「腎」を養い、身体を内側から温めることが良いとされています。
本記事では「冬の食材を使った生理前後に食べたい薬膳レシピ」をテーマに、冷えやだるさ、イライラなどの不調をやわらげる簡単レシピを紹介します。
年末年始などなにかと忙しくなる時期ですが、そんな時でもサクっと作れる自分も家族も喜ぶレシピばかりです。
冬の毎日を少しでも心地よく過ごすヒントとして、ぜひ参考にしてみてください!
- 辛い生理に悩んでいる人
- 日々の食事から健康管理をしていきたい人
- 簡単に作ることができる薬膳レシピについて知りたい人
「薬膳って何?」「あまり美味しいイメージないな…」と思った方はこちらの記事がおすすめです。薬膳についての基礎知識をまとめました。
それでは本題です。
生理前後の不調を整える冬の食材
冬は気温の低下と乾燥により、身体の巡りが滞りやすく、冷え・むくみ・だるさといった不調が表れやすい季節です。
特に生理前後はホルモンの変動により血行不良やエネルギー不足が重なり、いつも以上に体調が揺らぎやすくなります。
薬膳の考え方では、冬は「腎(身体のエネルギーの源)」を養い、“体を温めること”と“血と気(エネルギー)を補うこと”が身体をいたわる基本とされています。
そこで、冬の食卓で積極的にとりたい食材について紹介します。
生姜・ねぎ・シナモンなどの温熱食材は生理前の冷えやイライラ、むくみの軽減に役立ちます。
また、根菜類―ごぼう・にんじん・大根・れんこんなどは体の中心をじんわり温め、冬に不足しやすい“血と気”をしっかりと補ってくれます。
血を補ってくれる代表的な食材はほうれん草・黒豆・黒ごま・レバー・なつめなどです。疲れやすい・めまいがある・肌や髪が乾燥する…といった悩みにも寄り添います。
牡蠣や山芋は“腎を補う”働きがあり、冬に弱りやすい体の根本的な力を支え、生理周期の乱れや冷えの改善にも役立ちます。
これらの食材を日々の食卓に積極的に取り入れて、少しずつ身体を整えてみましょう!
記事後半では冬の食材を使った薬膳レシピを3つ紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

冬は特に冷えるから生理前の体調がきつく感じるよ…。
身体を温める食材を日々の食事に積極的に取り入れて、温活に取り組んでいるよ。
レシピ①鶏肉とクコの実の滋養スープ
それではここから具体的な薬膳レシピを紹介します。
まずはじめに紹介するのは「鶏肉とクコの実の滋養スープ」です。
簡単に作ることができて身体を内側から温めてくれるスープです。ぜひ作ってみてください。

薬膳ポイント
鶏肉は“気(エネルギー)”を補って疲労回復を助ける代表的な食材です。弱った胃腸にもやさしく、身体を温めながらエネルギーをチャージしてくれます。
さらにクコの実は血を補い、目の疲れや乾燥が出やすい冬にもぴったりの薬膳食材です。
生姜と一緒に煮込むことで巡りを促し、冷えによる不調も和らげてくれます。
冬の滋養スープとして、生理前後のデリケートな体調を整えてくれます。
材料(4人分)
- 鶏もも肉…250g
- 長ネギ…青い部分
- しょうが…1個
- にんにく…1欠片
- 水…500ml
- なつめ…2~3個
- クコの実…大さじ1程度
- 塩…小さじ1/2
- しょうゆ…小さじ1/2
作り方
- 鶏もも肉を一口大に切り、湯通ししてアクを取る。
- しょうがをスライスし、ねぎの青い部分とニンニクを食べやすい大きさに切る。
- 鍋に水・鶏肉・しょうが・ねぎ・ニンニクを入れ、弱火で30分ほど煮る。
- クコの実となつめを加えてさらに10分煮る。
- 塩・しょうゆを加えて完成。
ワンポイント
じっくり煮ることで旨味が増します!ごはんを入れて参鶏湯風スープにしても美味しいです。
クコの実がお近くのスーパー等で売っていない場合はAmazonで購入することができます。
「MOTTセレクト」のクコの実は無添加で作られていて、種も大粒なのでおすすめです。

レシピ②ほうれん草と牡蠣のミルク煮
次に紹介するのは「ほうれん草と牡蠣のミルク煮」です。
プリプリの牡蠣がとても美味しく、栄養満点で温かい食材のため、疲れた身体をやさしく包み込んでくれる回復薬膳です。
ぜひ牡蠣の旬の時期に作ってみてください。

薬膳ポイント
薬膳で牡蠣は“補血・補腎”の代表で、鉄分・亜鉛などのミネラルが豊富な女性にうれしい食材です。
ほうれん草は血を養い巡りを良くしてくれるため、生理前後の回復期にぴったりです。
牛乳は身体を潤してくれるため、乾燥しやすい時期にはうれしい食材です。
材料(2人分)
- 牡蠣…150g
- ほうれん草…1/2束
- 玉ねぎ…1/4個
- 牛乳…200ml
- バター…10g
- 塩・こしょう…少々
- 小麦粉…小さじ1(※牡蠣の下処理用)
- 水…大さじ2
作り方
- 牡蠣は塩少々と小麦粉をまぶして軽く揉み、水でやさしく洗って水気を切る。
- ほうれん草は食べやすい大きさに切る。
- フライパンにバターを溶かし、玉ねぎがしんなりするまで炒める。
- 牡蠣を加えて軽く炒め、水・牛乳を加えて弱火で5~6分煮る。
- ほうれん草を加えてさらに1~2分煮込み、塩・こしょうで味を調える。

ミルキーでとても美味しいよ!
アレンジとしてパスタを加えても良いかも!
レシピ③ごぼうとにんじんの黒ごまきんぴら
次に紹介するのは「ごぼうとにんじんの黒ごまきんぴら」です。
冬が旬の根菜を使ったレシピで、常備菜としても万能です。
お弁当にも良いレシピなのでぜひ作ってみてください。

薬膳ポイント
ごぼうやにんじんなどの根菜は“気(エネルギー)と血”を補い、身体をじんわり温めるため、季節の養生にとても良い食材です。
さらに黒ごまは“補腎”の食材として知られ、冬に弱りやすい腎の働きをサポートし、巡りも整えてくれます。
黒ごまの風味がいつものきんぴらの味をぐっと引き締めて薬膳としての力を高めてくれます。
材料(2人分)
- ごぼう…1/2本
- にんじん…1/2本
- 黒ごま…大さじ1程度
- ごま油…小さじ2
- しょうゆ…小さじ2
- みりん…小さじ2
- 砂糖…小さじ1
- 酒…小さじ1
作り方
- ごぼうは細切りにし、水にさっとさらしてアクを抜く
- にんじんを細切りにする
- フライパンにごま油を熱し、ごぼう・にんじんを中火でしんなりするまで炒める
- 酒・みりん・砂糖・しょうゆを加え、汁気がほぼなくなるまで炒め煮にする
- 火を止めて黒ごまをふりかける

もう一品欲しい時とかお弁当のおかずにおすすめ!
まとめ
今回は冬に食べたい生理前後の体調を整える薬膳レシピについて紹介しました。
冬は冷えや乾燥によって体調が揺らぎやすく整理前後の不調が強まりやすい季節です。
薬膳ではこの時期は“腎(身体のエネルギーの源)を養い、巡りを整えること”が大切とされます。
旬の根菜や身体の巡りを整える食材を日々の食事に取り入れて、内側から体調を整えてみませんか?
今回の内容が冬を乗り切る皆さんの参考になれば幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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