
産後ケアをご存知ですか?
産後ケアとは、産後のママさんと赤ちゃんの心身の健康をサポートするサービスです。主に産院や助産院が提供していて、自治体の助成金を使うことができます。
私は産後2ヵ月と3ヵ月の2回、宿泊型での産後ケアを利用しました。
今回は産後ケアでは何ができるのか・使ってみての感想など、私の実体験を交えてお伝えしていきたいと思います。
最初に結論からお伝えすると、産後ケアはぜひ積極的に使っていただきたいです!
産後お疲れ様のママさんや、産後ケアを知っているけれど利用するか迷っているママさんがいたらぜひ参考にしてください。
- 産後ケアについて調べている人
- 産後3ヵ月までのママさん
- 産後直後の家族の健康を考えるパパさん
それでは本題です。
産後って思っていた以上に大変…
産後の大変さは聞いてはいましたが、思っていた以上に大変でした。
私が出産した直後のことを振り返ってみたいと思います。
出産直後の心と身体の変化
出産した瞬間から“母親”の役割を担うようになります。
産まれたての赤ちゃんはフニャフニャで脆い存在で、「自分がこの子を生かさなければ!!」と責任感とプレッシャーを感じていました。
頻回授乳で寝不足が続き、後陣痛や出産時の傷が痛む時期でもあり体力的にもギリギリです。
私は骨盤の開きのせいか足腰が安定せず、フラフラする時期が2ヵ月くらい続きました。
なぜ「産後ケア」が大切なのか
産後はママの体力が戻りきっていないということに加えて、頻回授乳や慣れない育児に四苦八苦する時期です。
日本産婦人科医会のサイトによると、産後うつは産後3ヵ月以内に発症することが多いとされています。(参考:公益社団法人 日本産婦人科医会「女性の健康Q&A」)
ママと赤ちゃんの心と身体の健康のためにも、産後3ヵ月までは無理せずに頼れる所に頼るということが必要です。
産後ケアについて
まず、産後ケアの概要についてお伝えします。
産後ケアとは?
産後ケアとはどのようなサービスなのかお伝えします。
産後ケアとは、産院や助産院などで利用できる、出産したお母さんの心身のケアを目的としたサービスです。宿泊・日帰り・訪問型などの種類があり、産後の疲労回復や授乳・育児相談をすることができます。
産後ケアは、地方自治体から一定回数分の助成金が出ます。
助成金の額は自治体によって異なるため、お住まいの自治体の産後ケア事業をご確認ください。
私の住んでいる自治体では4日分の利用まで利用額の9割の助成金が使えたよ!
費用負担1割はかなりお得…!
産後ケアの利用方法
私が利用した時の利用までの流れについて紹介します。
各自治体によって異なる可能性がありますので、お住まいの自治体HP等をチェックすることをおすすめします。
妊娠8ヵ月以降に電子申請または書面で申請します。
申請が承認されると利用承認通知書が自宅に郵送されます。大事に取っておいてください。
利用承認通知書が届いたら電話等で利用施設に予約します。予約時に持ち物などの案内があります。
当日指定された時間に施設に行きます。料金は現金での支払いになります。
支払いは現金のみだから注意…!!
産後ケアの体験レポ
私が実際に産後ケアを利用した時の内容について紹介します。
利用した施設
私は東京都北区にあるスワンレディースクリニックの産後ケアを利用しました。
出産でお世話になった産院ということもあり、こちらの施設を選びました。(参考記事はこちらです!)
施設やサービスが充実しているため、産後ケア利用施設として人気の産院です。
北区以外の周辺地域に住んでいる方も助成金の対象となっておりますので、該当地域の方がいましたらぜひ調べてみてください。
施設の内容
施設の設備やサービスについて紹介します。
お部屋
お部屋は全室個室でした。
まるでホテルのようで設備は大変充実していました。
私は「スーペリアルーム」に宿泊しました。
- ベッド
- ベビーベッド
- トイレ
- 洗面台
- 机
- テレビ
- 冷蔵庫

シャワーは共用となるため事前に予約して使います。使用可能時間は40分でした。
エステルーム
エステルームがあり、エステティシャンにマッサージしてもらうことができます。(別途料金がかかります)
私は10分間の足浴とマッサージで合計50分のコースで施術してもらいました。
好きなアロマを選ぶことができ、大変リラックスする時間を過ごすことができます。
バレエ・ヨガスタジオ
スタジオがありバレエやヨガのレッスンを受講することができます。(別途料金がかかります)
私はバレエのレッスンを受講しました。
肩周りや股関節周りをほぐしたり、骨盤底筋を刺激するようなプログラムで、バレエの音楽に合わせながら身体を動かせたのは楽しかったです。
初心者の方でも問題なく受講できる内容ですので興味があったら受けてみてください。
1泊2日の過ごし方
私の1泊2日の過ごし方について紹介します。
息子と一緒に産院に向かい、9時頃にチェックインを済ませます。お部屋に案内されます。
産後ケアに希望することについてのシート記入をします。私はこのような希望をしました。
- ゆっくり過ごしたい
- 育児相談をしたい
- バレエレッスンを受けたい
- エステを受けたい
- 夜間子どもを預かってほしい
- ミルクは●mlあげてほしい
記入が終わったら助産師さん・保育士さんが挨拶に来てくれて細かい確認がありました。
子どもの入浴と着替えを保育士さんに行ってもらいます。着替えやオムツは産院側で用意していただきました。
子どもが入浴に行っている間に私も用意されたルームウエアに着替えます。
助産師さん・保育士さんに育児相談に乗ってもらいました。このような内容を相談したところ、とても親身に相談に乗ってくれました。
- 身長・体重を測定して欲しい
- ミルクが足りているのか
- 頭の絶壁対策について
- 鼻のケア方法について
- 寝かしつけについて
昼食をいただきます。部屋で食べるスタイルでした。
栄養バランスが良い食事で大変美味しかったです。

授乳をしてオムツを替えます。ミルクはナースコールをすると部屋まで持ってきてくれました。
子どもを新生児室に預けてエステを受けます。とてもリラックスすることができました。
おやつが出ました。とても嬉しかったです。

授乳をしてオムツを替えます。
本を読んだりYouTubeを観たりゆっくり過ごします。
夕食をいただきます。夕食のタイミングで子どもを新生児室に預け、一人ゆっくりご飯を食べることができました。

シャワールームでシャワーを浴びます。
テレビを観たりストレッチをしたり自由に過ごします。
早めに寝ます。子どもを預けているためゆっくり寝ることができました。
起きて身支度をします。
スタジオでストレッチのレッスンを受けます。
朝食をいただきます。この日は1月ということもあり、七草がゆをいただきました。

子どもを部屋まで連れてきてもらい、母子同室になりました。
子どもとふれあい遊びをしたり館内をおさんぽしたりしてゆったり過ごしました。
昼食をいただきます。

オムツを替えて授乳します。
先にお会計を済ませます。
身支度を済ませ退院します。
産後ケアの感想
産後ケアを利用してとても良かったです。
一時的に育児のストレスやプレッシャーから解放され、自分のための時間を過ごすことができてとてもリフレッシュしました。
時間や泣き声を気にせず動画を観たり、本を読んだりする時間ってとても貴重ですね。
また、私だけではなく夫も同じくリフレッシュできたのも良かったと思います。
夫は家で過ごしていましたが、家事育児に追われず好きな時間に寝て起きてごはんを食べるだけでもリフレッシュ出来たようです。
おわりに
今回は産後ケアをテーマに、サービスの概要や実際に使ってみての感想などをまとめてみました。
産後1~3ヵ月は産後うつになりやすい期間です。
ボロボロの身体でプレッシャーを感じながら育児と向き合っている人も少なくないと思います。
ぜひ産後ケアのサービスを積極的に活用してリフレッシュしましょう。育児でお困りの方は適宜相談もできるので安心です。
この記事が産後のママさんを助ける一助となれば幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。