【出産レポ】計画無痛分娩の流れと印象的な3つのこと

【出産レポ】計画無痛分娩の流れと印象的な3つのこと

私は息子を「計画無痛分娩」という方法で出産しました。初めての出産で不安だらけでしたがスムーズかつ和やかに出産することができ、計画無痛分娩を選択して本当に良かったと感じています。

今回は、プレママさんや計画無痛分娩がどんなものか情報収集したい方のために出産レポを書きたいと思います。無痛分娩のやり方は各産院ごとに違いはあるかと思いますが、一つの参考として見ていただけると嬉しいです。

ちなみに、私は東京都北区にあるスワンレディースクリニックさんで出産しました。計画無痛分娩専門の病院のためとても安心してお産に臨むことができました。

スワンレディースクリニック公式HP

この記事はこんな人におすすめ
  • 計画無痛分娩の体験レポートを読みたい人
  • 「無痛分娩」か「自然分娩」か迷っている人

それでは本題です。

計画無痛分娩とは

まずはじめに、計画無痛分娩とは何なのか説明します。

計画無痛分娩とは、出産日を事前に決め、分娩時の痛みを麻酔で取り除くお産の方法です。母体・胎児へのストレスを減らすことができるため、母子にとって優しいお産と言えます。また、計画的にお産を進めるため、家族立ち合いのスケジュール調整もしやすいというメリットもあります。

計画無痛分娩の流れ

私が経験した計画無痛分娩の流れについて紹介します。分娩日の決定から出産当日までの流れになります。(妊婦健診については除いています)

STEP1
分娩日の決定

妊娠26週目に分娩日の決定をしました。

スワンレディースクリニックでは無痛分娩の場合、妊娠37週~38週の間に分娩日を設けています。

私は妊娠37週2日目が分娩予定日となりました。

STEP2
バースプランの作成・提出

バースプランを妊娠35週頃に提出しました。

バースプランとは“どんなお産にしたいかの企画書”のことです。希望する出産時の環境や想定イベントについて事前にスタッフさんに共有することができます。

私はこのような希望を伝えました。

提出したバースプランの内容
  • 夫立ち合いで出産したい
  • 出産する瞬間を撮影したい
  • カンガルーケア(出産直後に赤ちゃんを抱っこすること)をしたい
  • 自分の胎盤を見たい
  • アロマを焚いてリラックスしたい
STEP3
入院

分娩予定日の前日に入院しました。朝7時半頃に病院に行き、検査や分娩準備を行います。

その日の朝食は「食べ過ぎないこと」とだけ言われていたため、ヨーグルトと水分だけとって病院に向かいました。

STEP4
診察

先生による診察と陣痛促進剤の内服をします。

私は妊娠後期の検査でB型溶連菌に引っかかってしまったため、抗生剤も内服しました。

STEP5
分娩室に入る

身支度をして分娩室に入ります。分娩室に入った後は水分摂取もNGとのことでした。(ただ、喉が乾きすぎてちょいちょい水を飲んでいました…)

STEP6
硬膜外麻酔の処置

無痛分娩の準備として、硬膜外麻酔の処置をしました。

背中に注射をして麻酔を入れる管を通します。

無痛分娩で一番痛いタイミングはこの硬膜外麻酔処置でしたが、採血程度の我慢できる痛みでした。

ちなみに、背中に管が通っている状態ですが寝返りなど多少の動きは問題なくできました。

STEP7
痛みに併せて麻酔注入

硬膜外麻酔の準備が終わると分娩室で子宮口が開くのを待ちます。

この間は少しでも痛みが出ると先生を呼んで麻酔を注入してもらいます。麻酔が効いている間は痛みが全くないため、好きなように時間を過ごすことができました。

私は本を読んだり、YouTubeを観たり、寝たりしていました。

立ち合いの夫も同じようにゆったり過ごし、食事をとるために外出したりしていました。

STEP8
子宮口が10センチになったらいきむ

子宮口が10センチになるといよいよ出産が始まります。私は子宮口が10センチになるまで7時間程度かかりました。初産の場合、数十時間かかる方もいるようですが私は早い方だと思います。

陣痛の波をみて、いきみを行っていきます。

4-5回いきんだところで、息子の頭が見えてきました。

麻酔が効いていて痛みはないため、股から出ている息子の頭をナデナデさせてもらいました。ゆで卵をなでているような感触でした。

STEP9
出産!

最終的には先生にお腹を押してもらって押し出すような形で出産しました。2,532gの元気な子でした!

なんとも感動の瞬間です!

産まれて1時間後の新生児
産まれて1時間後

印象的だったこと

計画無痛分娩を体験してみて特に印象的だったことについて紹介します。

無痛分娩のすばらしさ

無痛分娩のすばらしさを心底感じました。

先生から「少しでも痛みがあったら言ってください」と言われていたため、生理痛程度の痛みでも麻酔をしてもらっていました。本当に痛みがなくなり、快適なお産でした。

むしろ、連日の寝不足もあり分娩台の上でリラックスしすぎてとても眠かった記憶があります(笑)

全く痛みがないかというとそんなことはなく、赤ちゃんが下に降りてくると痛む部分が変わり痛みが強くなることがありました。なので痛む部分と程度を先生に伝えて麻酔の強さを調整してもらいました。麻酔が入るとスゥ~っと痛みが引く感覚がありました。

無痛分娩は本当に快適です。「無痛分娩なら何人でも赤ちゃん産める!!」と本気で思いました。

自分の胎盤に感動

バースプランで「自分の胎盤を見たい」とお願いしていたので、実際に見せてもらいました。興味本位でお願いしたのですが貴重な経験なので見ることができて良かったです。(ちなみに夫は内臓見るのが怖いと見てくれませんでした(笑))

胎盤は赤ちゃんを出した後に取り出します。取り出した後は助産師さんが綺麗に洗ってトレイに入れて持ってきてくれました。

自分の内臓を見る機会など人生であるかないかだと思うので、見た時は不思議な感情でした。私の胎盤はipadくらいの大きさで厚さも3センチ程度あり、想像以上に大きかったです。格子状に筋が入っているのですが、この筋が多い程良い胎盤とのことで、私の胎盤はとても健康的だと助産師さんに誉めていただきました(笑)

約半年もの間、赤ちゃんに栄養を送ってくれていた胎盤に感謝してサヨナラすることができました。

産後の痛みに悶絶

無痛分娩のため出産する瞬間までは麻酔が効いていてとても快適でした。ですが、出産した後には様々な痛みが待っていて大変でした。

ただ産後の場合は産まれてきた赤ちゃんの顔を見ることができるので、我が子の可愛さにテンションがハイになって気付いたら乗り切っていました。

産後の痛みは大きく分けて3つありました。

後陣痛

麻酔は数時間経つと切れます。出産後は2時間程度分娩室の中で様子をみるため待機し、問題ないことが分かると自分で歩いて部屋まで戻りました。

自室に戻ってから早速後陣痛が始まり、それが結構辛かったです。

後陣痛とは大きくなった子宮が元に戻ろうと収縮することで起こる痛みなのですが、かなり重い生理痛のような感じでした。元々生理痛が酷い体質だった私は「あ~懐かしい痛みー!つらーーい!!涙」と半泣き状態でした。

出産で疲れた身体を休めたくその日はぐっすり寝たかったのですが、痛みで何度も目が覚めました…。鎮痛剤も処方されていたのですが、飲んでも効き目がなく、ただ耐えていました。

出産翌日に助産師さんによる診察があったのですが、「子宮の戻りが通常の4倍くらい早いよ」と言われました。それだけハイペースで収縮してたってことですね…。良いんだか悪いんだか。

後陣痛はなんだかで産後2ヵ月くらいは続きました。

胸の張り・痛み

産後2日か3日くらい経つと、母体は母乳を作る身体に変化します。それに伴いホルモンバランスの変化から胸が張って痛くなりました。

痛みのレベル感としては寝返り出来ないくらいの痛みでした。胸に鋭利なものが突き刺さるような痛みです。

胸が爆発するんじゃないかと思うほどの痛みで助産師さんに相談しましたが、「そういう時期だから」とサラッと流されてしまいました。笑 産後は普通に起こることのようです。

人によっては熱っぽくなって乳腺炎の状態になることもあるようですが、私の場合はそこまではいかず初乳を少しずつ出して数日で落ち着いてきました。

会陰切開の痕の痛み

出産時に赤ちゃんがスムーズに産道から出ることができるように「会陰切開」という処置をしました。股の一部に切れ込みを入れるようなものです。

会陰切開される瞬間は麻酔が効いていたこともあり何も感じませんでしたが、麻酔が切れた後は縫合した傷痕が痛みました。

特に大変だったのがトイレで用をたす時でした。傷痕がどのようになっているのか自分で見ることができないためお尻をふくのが怖いですし、トイレでいきむのが怖かったです。

傷痕の対処として、お通じをスムーズにする下剤と傷に直接塗る塗薬を処方してもらいました。産後1ヵ月くらいはずっと薬を使っていましたが、産後2ヵ月を過ぎたくらいから傷の感覚はなくなってきて以前と同様の生活が出来るようになりました。

一時的な痛みではありましたが、慣れない箇所の痛みのため大変でした。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は出産レポとして、計画無痛分娩の流れと特に印象的だったことについて紹介しました。

大変なこともありましたが計画無痛分娩は母体に優しく素晴らしいお産の方法だと思います!我が子に会える瞬間は幸せそのものですし、その幸せを家族と共有できることは人生の良い思い出になります。痛みがないため、家族と穏やかに会話をしながら出産の瞬間を迎えることができるのは無痛分娩ならではです。

また出産する機会があるなら、絶対に計画無痛分娩を選択します。多少のお金はかかりますが、それ以上の価値があります。

私の経験がどなたかの参考になりましたら幸いです。


ちなみに、出産を無事に迎えるにあたり、日々の健康管理として妊娠中に必要な栄養をサプリで補っていました。

ベルタ葉酸サプリ」は妊娠中に必要な栄養素(葉酸・カルシウム・鉄分など)を総合的に採ることができるサプリです。産婦人科医も推奨しているサプリのため安心して飲むことができます

日々の栄養補助としておすすめです。

私は妊娠発覚時から出産後まで飲んでいました。

つわりでご飯をまともに食べることができない時、妊娠後期で身体がバテ気味の時など身体に必要な栄養を補ってくれるので心強い存在でした。

お風呂あがりに4粒飲むことをルーティンにして無理せず栄養管理をすることができました。

この記事を見てくれているプレママさんがいたらぜひおすすめしたいです。


今後も出産・育児に関する記事を書いていきます。応援していただけると嬉しいです。ここまでご覧いただきありがとうございました。

page top